椿の花通信 74号(5月号)
5月21日(月)は金環日食です!安全な観察を!!
「日食」とは、月が太陽の前を横切るために、月によって太陽の一部(または全部)が隠される現象です。今回は、太陽の方が月より大きく見えるために月の周りから太陽がはみ出して見える「金環日食(金環食)」になります。1987年9月23日以来25年ぶりの金環日食で、しかも九州南部・四国・紀伊半島から関東付近にかけて広く観察することができます。次の金環日食は2030年6月1日(北海道)ですから、是非観察したい、と思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?観察できる時間帯は7時31分59秒~7時37分00秒までの約5分間です。日食は顕著な天文現象ですから、その観察は宇宙の活動を実際に体験できる非常に貴重な学習機会です。ですが、ここで注意していただきたいことがあります。ちょうど通学時間帯に当たりますから、次の点に注意するように子供たちに指導をしてください。
1. 直接太陽を見ないこと!(失明することもあります!!)
2. 必ず日食観察グラスを使用すること!(壊れていないか、確認してください!)
3. 色つき下敷き・すすをつけたガラス板・色ガラス・サングラスは、役に立ちません!
もし、日食観察中や観察後に目に異常を感じたら、速やかに近くの眼科を受診してください。安全な観察で、宇宙における惑星の運動を記憶に残しましょう!!