椿の花通信 68号(11月号)
新たなワクチン登場!!
11月中旬に、ロタウイルスによる胃腸炎を予防するワクチン「ロタリックス」が発売となります。
このロタウイルス胃腸炎は、乳幼児の重症胃腸炎のうち最も頻度が高く、好発年齢は2歳以下で5歳までにはほぼ100%の小児がかかります。母親からもらった抗体が消失する生後6か月以後は重症化しやすくなります。
今回発売になるこのワクチンは、ロタウイルス胃腸炎にかからなくするためのものではなく、一番重症になる初めての感染を軽く済ませられることを目的としているので、麻しん・風疹ワクチンのように病気にかからないわけではありません。現代の医療現場では、ロタウイルスで亡くなるケースは決して多くはありません。ただ接種せずに入院などになった場合の家族の負担を軽減する意味では効果的と言えます。
接種に関しては、また詳しいことが決まり次第随時ご報告していきます。
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